Life - Work

2016年に起きたこと その2

Cと、もう半年以上前になるのに未だにスコーミッシュでの仕事の話は続いてます。嫌な記憶ってなかなか消えないものなのですね。しかもお金が絡んでたから、その間の自分たちが損してた分を計算してしまうと、腹が立ってきます。。

色々とメディアでニュースになっているように、クッキングの世界ではお金がちゃんと支払われていないのが普通になってしまってて、しかも賃金が安すぎるために料理学校へ行ったとしても、その学費の元を取るのに、とてつもない長い期間が掛かるので、仕事として考える若者自体が減ってます。だからこの業界はいつでも人不足。

だって、残業代は出ないのが当たり前、スキルがあったとしても、レジュメに箔をつけるために、有名レストランで安い賃金で働くのが普通になってしまってたりするから。

だから、こういう世界にウンザリしてた時に新しいレストランの話があって、まさか、こういう馬鹿げたしきたりを持ち込む訳ないよね、って信頼仕切ってたら、見事に裏切られた話。

悪いところ全て持ち込まれ、しかも、詳細は私達には全部黙ってて、オープンまではドリームチームだ!みたいに、夢物語を話されてたんです。私のデザートやブレッドはショーケースを置いて、店頭販売するって言われてんですよ。

Wish listはことごとく裏切られ、初回のペイチェックは、ミスと言われたけど、安いお給料が支払われたし。今思えば、私が気づかなかったら、そのままずっと安いままでこき使われてたんだと思うな。

で、決定的だったのが、1ヶ月経ってから、普段使われている言葉ではHoliday Pay。正式にはStatutory Holiday Pay、が支払われて来なかった事。全く何が起きてるんだかわからず、オーナーに聞くも当然明確な返事はなく。BC州の労働法を調べてみると、どうやっても私達の身分で支払われない理由が見つからない。こうなったら、オフィスに電話して聞くしかない、ってなるけど、毎日激務だし、Cに電話して、ってお願いするも腰が重いCが行動に移すのには数ヶ月がかかり、結局年が開けてから、やっとCが電話を2回も掛けて、自分たちの雇われている状況を話してみたら、支払われない理由が見当たらない。この時点で、クレームする??って聞かれたし、6ヶ月遡ってクレームできるよ、とも言われたけど、もし私達がクレームしたら、このレストハウス潰れちゃうでしょ、って事で、我慢する事に。

そんな問題が色々あるところに、以前のレストランで働いてた同僚が、このレストランに転職して来てくれることになったんだけど。。。

で、彼が来て1ヶ月くらい経ったころだったかな、、。オーナーが彼を罵倒する信じられないような事件発生。あの時は本当にその空間にいるだけで怖かった。人として見てない感じだった。ものを言えない動物を罵倒しているような感じ。そんな対応をする人を尊敬する事はできる訳もなく、一緒にいるだけでも気分が滅入ってしまった私。翌日もその気持ちは続き、オーナーの顔をまともに見る事もできず、気分は沈んだまま。Cは私の気持ちは分かってるし、彼自身、一緒に働くのは辛かったと思う。

で、また事件。その翌日、今度は私がターゲットになる事に。実際のところ、彼の行動を見た後では、普通の感覚を持っている人であれば、どうやっても同じ笑顔で一緒に仕事はできないと思う。それなのに、私がダークなムードを職場に持ち込んで、皆が嫌な気分になっているとCに話したらしい。これにはさすがにCも切れたらしい(もちろん、心の中で)。心の中で、お前がこの状況を作ったんだろ!って言いたかったらしい。

で、またその翌日。仕事前にオーナーに私だけ呼び出され、Face to faceで話し合いというか、彼が一方的に話しただけだったけど。言われたのは、俺らはファミリーだろ、やっぱり誰か1人ダークなムードを持ち込むってのはよくない。問題があれば、話し合わないと、、みたいな内容だったかな(すでに忘れてしまった。。。)。この時点で、あーこの人は無理だ、って。彼は自分が問題って全然分かってないし、今までも他の人に責任転嫁して生きて来たんだなって思ったから。

そしてその後、何日か経ってから、彼が私達3人を目の前にして、感動のスピーチ(って彼は思ってると思う)をし出すし。この時に、あー絶対辞めなくちゃって思ったんだよね。彼が話している最中も、私の頭の中は「辞めなくちゃ」のリピート。

で、New Year’s Eveの時も、メニューを決めるのに1時間で決めて、と休みの日に電話が入ってきたという、本当に馬鹿げた話。せめて、明日連絡するのはダメ?と聞いたら、ダメ、あと1時間でマーケティングにメニューを連絡しないとダメだから、って。一体何考えてんの??って言いたかったけど、言える訳もなく。えーー、もちろん作りましたよ。1時間以内で。

そして、この時も直前にオーブンが壊れるという最悪な事件が起こり、120人分のデザートを1日で、しかも1人で作ったという信じられないような話。そりゃ、この後、ストレスで胃炎が起きて救急に行く事になるよねって話。

毎日12時間働かされて、暇な時でも先に帰る事はできず、ランチという名目で、無言で一緒に席について毎日同じランチを食べる拷問のような20分間。

とうとう我慢仕切れず、3人で話し合って、辞める事を伝えると、それから1〜2週間、オーナーは私達を無視し続け、体調が悪いと言ってまさかの早退。こんな対応をされてて、ウィスラーで新しい家を探し出すも、もちろんリファレンスを聞かれるけど、こんなオーナーの名前言えないよね、、。で実際、1件家を逃しました。。。

新しい人を雇わないとダメなんだけど、もちろんレジュメはたくさんある訳がなく、ギリギリで人が見つかりました。でもその2人のうちの1人は3週間で辞めちゃったらしい。。もう1人は今も続いてるから、彼は私達よりも長くあのレストランで働いてる事になるんだねーってこの間Cと話したくらい。私達は結局7ヶ月弱しか働かなかったんだよなぁ。

辞める時も本当にクレームするかしないか悩んだけど、いい人になってあげました。彼にも家族はいるしね。

でも、私はなんとなくピンと来たからか、最初の契約書類を渡された時に、お給料がいくらか話し合いもないのに、サインできないでしょ、って思って、その他の必要事項を記入して渡したけど、2人ともサインはしなかったんだよね。だって、お給料いくらです、って向こうから話して来たら、その時に合意してサインすべきでしょ、って思ったから。でも、結局最後までこの書類に関しては、何も言われなかったんだけど、、、。だから、実際は契約自体無効だろうけど。今となっては、どうしようもないか。

画像はちょうどこのモヤモヤしてた時期に上がったウィスラーの山の景色です。

 

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